タイムトラベル（時間旅行）小説のあらすじと感想を中心に紹介しています。！最近はＳＦとラノベも読んでます。

「金木犀二十四区」三木笙子

金木犀二十四区
三木笙子

樹齢2千年以上の金木犀が有名な金木犀二十四区。
植物を元気にさせる＜緑の手＞をもつ秋は地元民から
したわれていた。
祖母と秋の経営する和花屋に二十四区に落ちた隕石を
探す山伏・岳史と天文台職員・敦志がやってきた。
隕石と天狗の関係、＜森林化＞の謎とは？
個性的な設定のファンタジー。

隕石が落ちるとその付近が緑化する！？
信じがたい話を持ってきたのは山伏・岳史と天文台職員・敦志、
そもそも隕石とともに天狗がやってくるという
話もおかしい（面白い...）

しかし、実際に隕石が落ちた後に家中に植物で一杯になる
という事件が次々におきた。
＜緑の手＞を持っていても秋には天狗のことは分からない。

だが、秋の営む花屋に元山伏で今は不動産屋をしている戸田が
現れた、こいつが又厄介な問題を提示して
主要人物は大混乱！

平均年齢が高く女性は秋のおばあさん位ですが
緑や花がテーマになっているので枯れた感じはありません。
むしろ主人公の秋が落ち着いていて
周りの大人の方があわてている印象ですね。

設定も日本でありながらちょっと違う架空の日本で
かなりしっかり構成しているので
他のバｰションの話も読みたいです。

＜緑の手＞を持つ花屋さんがいたらゼヒ
常連さんになりたいですね。
おすすめ度★★★★

・人気ブログランキング(本)

関連記事

tag : 読書ファンタジー小説

Pagetop