時間旅行~タイムトラベル

タイムトラベル(時間旅行)小説のあらすじと感想を中心に紹介しています。!最近はSFとラノベも読んでます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「死のオブジェ」 キャロル・オコンネル

死のオブジェ-マロリーシリーズ3
キャロル・オコンネル
画廊で芸術家が殺された。数年前にあった芸術家殺し
との関連を疑うニューヨーク市警のマロリーは、
養父マーコヴィッツが未解決と考えていた
過去の事件を再調査しはじめる。
しかし、FBIの介入や警察上層部の圧力で
捜査は難航。その後も殺人事件は起きる。
妨害や圧力がある中マロリーに真犯人は捕まえられるのか?
名言が多い作品で好きです。
死のオブジェ (創元推理文庫)


12年前にあった芸術家とダンサー殺しでは死体を
オブジェのように見立てた殺人として。
自白した精神疾患のあるオーレンが逮捕された。
マーコヴィッツの捜査メモによるとこいつは犯人ではない
らしい。(精神疾患で?起訴されなかった)

過去の殺しのと新しい芸術家殺しには関連があると考えた
マロリーは相棒のライカー刑事の静止を振り切って
(ライカーはマーコヴィッツは間違っていたと思っている)
チャールズの事務所に拠点を移し捜査を始める。

NYと芸術家が登場人物に多いということで薬中毒やアル中、
ストーカー、詐欺師などなど普通とは違った人物が満載です。
そもそも容疑者が壊れちゃった人ばかりなので初期の段階での
犯人当ては難しそうです。私は分からなかった(><;)

警察官でありながらも捜査のためには犯罪行為をしても(見えなきゃ)
大丈夫考えているマロリーはハッキングなどを駆使します。
天才ハッカーの彼女ですが、天才ゆえに人の心が分からないというか
コミニュケーション能力に難ありなのです。
(精神鑑定を真面目にすると刑事にはなれない位)
ですが苦手な<人と話すこと>で事件の真相を積み重ね
過去の事件と今の事件をあぶりだします。

以下、名言。マーコヴィッツが多い
捜査方針で対立するマロリーとコフィー警部補
「かつて慕っていたのと同じくらい、死んで彼女をひとりぼっちに
してしまったマーコヴィッツを呪っている」
マロリーを心配して諭そうとするスロープ検視局長
「死者となった今もマーコヴィッツは娘を見捨てることを頑なに拒否し
自分を愛したあらゆる人間に、我が子を愛させようとしている」
コフィー警部補に危機がせまりライカーに見捨てるように云われる
「マーコヴィッツならコフィーをかばったはずよ」


今回、旧家の出でお金持ちであるチャールズのコネが多用されます。
人の心が分からないマロリーはパートナーとして付き合ってもらいながら
事件関係者の事情聴取でチャールズを置いて帰ったりと
冷たい行動がちょいちょい...悲しいです。←被害者がチャールズの顔見知りで
気を使うシーンもあるのですが、中々、心は育たないですねぇ。

殺伐とした連続殺人ですがその中にもマロリーの養父への愛情&実の母への
愛情があふれていて泣けるシーンが多かったです。
また、圧力をかける局長とマロリーの対決&
彼女が子供の頃の(美しい容姿が許せず折檻し)マロリーの腕を折った
尼さんとの対決のエピソードも見所のひとつです。

普通の人には感情移入できないのに犯人には難なくシンクロしてしまう主人公。
彼女が犯罪を起こして捕まらないことを祈りたいです。
おすすめ度★★★★

人気ブログランキング(本)
関連記事

tag : 読書 海外小説 推理小説 海外作家_キャロル・オコンネル

 

コメント

非公開コメント

人造人間キカイダー the novel

今晩は、ユキノ様。しばらくです。
年が明けてから、仕事に次ぐ仕事・・・それでも本を読む機会はありましたが、ここを訪れる余裕はなかなかありませんでした。お許し下さい。

『死のオブジェ』、感想拝見しました。何だか僕の好きな、イタリアのサイコ・サスペンス映画みたいですね。独得の美学というか、そういうのが共通していると思います。

折角なので、今年最初のSF紹介は、松本圭祐氏の『人造人間キカイダー te novel』をご紹介します。
時は震災後の日本。世界的なロボット工学の権威・光明寺博士は、ロボット産業の影でロボット兵器の密売を繰り返す組織『ダーク』の囚われの身でした。彼は愛する子供、ミツコとマサルを守るべく、一体のアンドロイドを生み出します。
ミツコとマサルの前に現れた、不思議な青年ジロー。彼の正体は、青と赤のツートンカラーに、電子頭脳が透けて見えるスケルトン機構の体を持つ、最強のロボット戦士『キカイダー』! その中には、ロボットに正しい心を与える、『良心回路』が埋め込まれています。
次々に襲い掛かる、ダークの刺客! 尊き命を守るべく、心優しきロボットが今、立ち上がります!!

人造人間キカイダー、それは仮面ライダーと並ぶ、石ノ森章太郎氏の生み出したヒーローです。一見人体模型を思わせる奇怪な体に、不完全な良心回路を持つ、悩めるヒーロー。それでも人間を愛し、人間になるのを夢見る、優しいヒーローです。今年ついにスクリーンで蘇るのを機に、ノヴェライズされたのが本作です。
機械的に対応する傍ら、どこか子供のような無邪気さを見せるジロー。人見知りをするミツコに、腕白坊主のマサル。三枚目だけど腕は確かな服部探偵に、キカイダー打倒のために生み出されたサブローことハカイダー。どのキャラも、全て魅力的です。アシモフとは全く違うロボット概念が、凄く斬新でした。
これは、自信を持ってお勧めします。冒険SFの傑作ですよ!

では、機会があれば、またいろいろ紹介しますね。
お休みなさい。

Re: 人造人間キカイダー the novel

ご無沙汰しています。
こちらこそ、更新がとぎれとぎれでスミマセン(^^;)

> 『死のオブジェ』
ミステリ・犯人当ての部分は淡々としたペースですが
主人公の家族の話になるととてもウエットな雰囲気になり
そのギャップもよいです。

> 人造人間キカイダー
仮面ライダーは見ましたがキカイダーは知識だけです。
赤と青の人ですよね。
松本圭祐さんで小説化されたんですね。
確かにロボットといわれれば、好きなジャンルです。
最新記事
カテゴリ
検索フォーム
最近のコメント
データ取得中...
プロフィール

ユキノ

Author:ユキノ
「時間旅行-タイムトラベル」
について


 にほんブログ村 本ブログへ

QRコード
QR
RSSリンクの表示
ネットの本屋さん
月間アーカイブ
月間アーカイブ
作者・ジャンル別カテゴリ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。