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時間旅行~タイムトラベル

タイムトラベル(時間旅行)小説のあらすじと感想を中心に紹介しています。!最近はSFとラノベも読んでます。

「遥かなる賭け」メリッサ・スコット

遥かなる賭け
メリッサ・スコット
銀河の辺境にある帝国のオリアナ女帝が崩御した。
子供のいなかったオリアナが後継者に指名したのは
愛人であったケイラ・ルノー旧家の出であるが
オリアナに見出される前はギルドマスターに過ぎなかった。
<能力>を持つケイラはこの機に帝国を掌握しようとするが
対抗する貴族が現われて...。
ギルドマスターから皇帝に大出世できるのか!?  遥かなる賭け
あまね書房さんで紹介されていたので手にとりました。

本来、政治の話は嫌いなのですがこの本は
格別面白かったです(^_^)
はじめから政治モノと分かっていて読むと、それほど
抵抗なく読めることに気がつきました。

帝国では身分制度が厳格にわかれており、上級貴族・下級貴族
平民という風になっている。
上級貴族はタラントと呼ばれる<能力>があり、まったく力が
ないものは排除されるか下級貴族に落とされる。

後継者に選ばれたルノー家は、元上級貴族で<能力>が強く
領土も持っていた。今は没落している。
しかしケイラはオリアナ女帝の愛人となり十年間
彼女に代わって(裏から)政治をおこなっていた。
そんな経緯もあり難しい立場から帝位を貰うことにした。

そんな作品のオススメPoint1は貴族の持つタラント、
人によって違うらしくケイラには予知&直感のようなものが
あります。
オススメPoint2は<協約>の存在、”ノブレス・オブリージュ(貴族の義務)”のような
規則で<協約>は貴族ではない者もコレに縛られます。
また、独特の世界観がおもしろいですねー。
<協約>にそった駆け引きの場面は新鮮でした。
陰謀は少なく(暗殺されかけますが)真正面から
戦うシーンが多くて政治の話なのですが読みやすかったです。

傍観者としてテラ連邦大使が登場します。
彼は新皇帝、反乱軍側どちらにも組せずでも
物語の大事なキーマンとなります。
裏にある話も面白く、辺境の話かと思ったらスケールが
大きくて満足しました。

物足りなかったのが、帝位を賭けるにしては「血を流さない」こと
皇帝なんだから残虐かと思ったら(すみませんイメージです)
温情ある判決が多くてなんだかガッカリしました。
私の中の<帝国>のイメージは「首をはねる」とか「圧制」でしたので
真っ当な(優しい)皇帝に驚きました。
この本でも故オリアナ女帝の家系は政敵を根絶やしにしています。
(根絶やしにすれば反撃されないのに...と暗黒面^^;)

〈サイレンス・リー〉シリーズも身分が低いものが上のものと戦う
ような話だったので、今回も身分制度がハッキリした中での”成り上がり”に
共感がもてました。
おすすめ度★★★★

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tag : 読書 海外小説 SF小説 海外作家_メリッサ・スコット

 

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