時間旅行~タイムトラベル

タイムトラベル(時間旅行)小説のあらすじと感想を中心に紹介しています。!最近はSFとラノベも読んでます。

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「くらやみの速さはどれくらい」ムーン

くらやみの速さはどれくらい
エリザベス・ムーン[:読書:]
近未来、医学の進歩により自閉症は幼児の時に
治療すれば直るようになっていた。
自閉症を患いながら会社勤めをし、趣味などで
一般の人(ノーマル)と交流あるルウの生活は充実していた。
しかし、新しい上司が自閉症治療の実験台にならないと
会社をクビにすると脅してきて...。
暗く、むずかしい話かと思いましたが違いました。
ネビュラ賞受賞作品!
くらやみの速さはどれくらい

自閉症だけど頑張っているルウは記憶力や数学の能力が
ズバ抜けている。
会社では同じ自閉症の同僚とセクションAという
チームで順調に仕事が進んでいたが...。

ハッキリとNOが言えない人に、人体実験を強要するとは
本当に有りそうで怖いです。
チーフのオルドリンはセクションAに同情的ですが
自分も仕事を失うことを懸念しています。

仕事も大変なのに、趣味のフェンシングでめきめきと腕を上げた
ルウはフェンシング仲間に妬まれトラブルになります。

ルウの視点から書かれており
自閉症の人の思考が分かりやすかったです。
実はいろいろ考えているんだなーとか、頭がいいなーなど。

近未来の設定で自閉症の人はマイノリティです。
やはり少数派の人は叩かれるんだな、と思っていましたが
ルウの付き合っているノーマルの人たちは殆どが
温かい人たちで”ホッ”としました。
フェンシングを教えてくれるトムと奥さんのルシアは
彼の分まで怒ってくれるし
同じアパートの警察官ダニーも自然に手助けしてくれます。
ルシアが怒り、ダニーが助けてくれるのも
自閉症があるルウを虐げる人がいるからなんですが。

ノーマルとして一般には正常と思われている人の方が
ルウより乱暴だったり、犯罪をおかしたり...。
ノーマルってなんだろう?と考えてしまいました。
主人公のルウは嘘もつかないし、人を悪く言うのはキライ
真っ白な性格です。どちらが正常なのか?
考えさせられる話でした。

いろいろなところで言われているとおり「アルジャーノンに花束を」
にちょっと似ているなーと思いました。
コチラの方が主人公の心理描写が丁寧で感情移入してしまいました。
なのでルウの最後の判断はさびしかったです。
この本を読む人はルウのことが好きになると思います。
現代のギスギスしがちな人にはない”何か”があるんです。
おすすめ度★★★★

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tag : 読書 SF小説 海外小説

 

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